ダイニングテーブルの選び方!長持ちさせる方法も紹介

家族で食卓を囲むだけでなく、勉強、仕事といった作業場所になるダイニングテーブルは、サイズや形状、素材などさまざまな種類があります。いざテーブルが欲しいと思っても、あまりにも種類が多く、悩んでしまいがちです。
この記事では、ダイニングテーブルの選び方やイスの選び方をどこよりも詳細に解説します。記事の後半では、大切なダイニングテーブルを長持ちさせる方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

ダイニングテーブルの選び方

ダイニングテーブルの選び方ダイニングテーブルは天板の形状や脚の数、素材など、さまざまな種類があるため、判断材料に困りがちです。ここでは、おすすめの選び方を解説するので、あなたに合ったダイニングテーブルを探してみてください。

▼ダイニングテーブルの選び方

  • 天板の形状
  • 脚の数
  • 木の素材
  • 使用人数
  • 塗装方法

天板の形状

ダイニングテーブルで真っ先に目に入るのは天板です。形状によって与える印象が変わってきます。以下のような形状があるので、好みや用途、利便性を考慮して選びましょう。

・長方形
・正方形
・だ円形
・円形
・半円形、変形

長方形

ダイニングテーブルと聞いて一般的に想像される形は長方形ではないでしょうか?4人〜6人掛けのテーブルが多く、壁付けがしやすいです。座る位置のバリエーションが豊富で、2方向にわかれて座る、壁付けして3方向にわかれて座る、4方向にわかれて座るといった選択肢があります。最大8人で利用できるほどの大きな天板を購入しておくと、家族が増えた時に対応できるのでおすすめです。

正方形

正方形のテーブルはコンパクトな印象を与えます。4辺に1人ずつ座ると1人あたりのスペースや後ろの導線が狭くなってしまうため、配置を工夫しましょう。たとえば壁に対して並行になるようテーブルを置くと、椅子を動かすための充分なスペースを確保しなければなりません。一方、壁に対して斜めに置くことで省スペース化につながります。また、1人・2人用の小さなサイズのテーブルであれば、圧迫感を抑えられます。

だ円形

角がなく、優しい雰囲気が特徴のテーブルです。長方形と同様、4人〜6人掛けのサイズが多く、隣の人との距離が近いので家族団欒のひと時を演出できます。幅の同じ長方形テーブルと比べて面積は小さくなりますが、角がないので圧迫感は軽減されます。
長方形とだ円系のメリットを併せ持った、角丸タイプのテーブルもあるので、迷った時は角丸テーブルを選ぶのもおすすめです。

円形

席に着いている全員と顔を合わせられる円形テーブルは、カジュアルな雰囲気が特徴です。コンパクトな形状をしており、1本脚タイプの円形テーブルを選べば座る位置に縛られません。3〜4人用のサイズが多く、圧迫感を感じにくいのがメリットです。
圧迫感が軽減される一方で、直径を考慮すると正方形テーブルの方が面積が大きくなる点に注意しましょう。皿をたくさん並べる場合はテーブルに乗り切らないことがあります。

半円形・変形

半円形のテーブルは省スペースに優れており、おしゃれなデザインが特徴です。壁付けして使うのが一般的で、限られたスペースを有効活用できます。角が生まれないので子どもがうっかりテーブルにぶつかった時も怪我のリスクを抑えられます。
ただし天板が狭いので、ものを多く乗せられない点に注意しましょう。食事用にで使う場合は3人までが目安です。

脚の数

テーブルの脚は天板とセットになっており、後から取り替えることが難しいため、購入時に必ずチェックしておくべきポイントです。ここでは、4本脚・2本脚・1本脚それぞれの特徴を解説します。

脚の数 特徴
4本
・4本の脚で天板を支えるので安定感がある
・椅子を奥まで収納しやすい
・角には座りづらい
・幕板によって太ももまわりのスペースが圧迫される
2本
・ベンチチェアや回転チェアを使いやすい
・チェアの出し入れが楽
・デザインが独特
・横には座れない
・足元の固定板が邪魔になることがある
1本
・スッキリした空間を演出できる
・椅子だけでなくソファも置ける
・1本しか脚がないので不安定
・椅子を奥まで収納できない

4本脚のメリット/デメリット

・4本の脚で天板を支えるので安定感がある
・椅子を収納しやすい
・角には座りづらい
・幕板によって太ももまわりのスペースが圧迫される

長方形や正方形、円形などさまざまな天板と相性のよい4本脚は、安定感が最大の特徴です。ぶつかっても位置がずれるだけで倒れづらく、安心して重いものを置けます。4本の脚が独立しているので、椅子を奥まで収納しやすい点もメリットです。
ただし、脚の本数が多いことで座る位置に制約が生じます。楕円形や円形といった天板の広さが比較的狭いテーブルが4本脚の場合、位置を考えて座らなければなりません。
また、天板と脚を強く固定するために使われる幕板の幅によっては、太ももまわりのスペースが窮屈になってしまいます。どうしても購入したいテーブルがある。しかし幕板の幅が広く脚を組みにくい。そういった場合は低い椅子を選ぶことで対応できます。

2本脚のメリット/デメリット

・ベンチチェアや回転チェアを使いやすい
・チェアの出し入れが楽
・横には座れない
・足元の固定板が邪魔になることがある

横幅のある脚を2辺に取り付けた形状で、独特なデザインが多いです。床にピッタリ付く、アルファベットのTを逆さにした形状もあれば、1つの脚から床に接する部分が2つに枝わかれして実質4本脚のような形状になるものもあります。
脚が天板の両端2箇所しかないので出入りもしやすく、ベンチチェアや回転チェアを使いやすい点は大きなメリットです。

ただし脚が天板の両端に付く関係上、横には座れません。椅子も収納できないので、2辺に対面して座る形になります。また、テーブルによっては2つの脚の強度を上げるために、真ん中に板を繋いだものがあります。座った時にちょうど膝がぶつかる、脚を組んだ時に脛を強く打つといった可能性があるため、注意しましょう。

1本脚のメリット/デメリット

・スッキリした空間を演出できる
・椅子だけでなくソファも置ける
・1本しか脚がないので不安定
・椅子を奥まで収納できない

3種類の脚の中で最も椅子を自由に配置できるのは1本脚タイプです。天板を太い柱のような脚で固定するので、足元がスッキリします。通常の4本脚の椅子だけでなく、ベンチチェア、回転チェア、ソファなど、置ける椅子の選択肢は最も多くなります。おしゃれなデザインが多いので、デザインに凝りたい方は1本脚がおすすめです。

ただし最大のデメリットとして、安定性に欠ける点がデメリットです。天板の中央を1本の脚のみで支える構造上、天板の端の部分に負荷がかかるとひっくり返ってしまう場合があります。

木の素材

ダイニングテーブルの主な材料として無垢材や集成材、突き板、プリント紙化粧合板の4つがあります。ここでは4種類の素材の特徴を解説するので、ぜひ参考にしてください。

素材 特徴
無垢材 ・天然木をそのまま切り出しているのでナチュラルな風合いが楽しめる
・環境の変化による影響を受けやすい
集成材 ・天然木を棒状にカットして接着する
・無垢材より反りにくい
・継ぎ目が生じるので木目にバラ付きが出る
突き板 ・天然木をスライスしてシート状に加工して作る
・無垢材と比べてコストが低い
・表面のシートが剥がれる可能性がある
プリント紙化粧合板 ・価格が安い
・インテリアに合わせて模様、色合いを変えられる
・傷が付くと内側の繊維板が露見する

無垢材

無垢材とは天然の木を切り出したものです。木本来のナチュラルな風合いが楽しめます。年数が経過するほど色や手触りに深みが出るという点を魅力に感じる方は多いです。ただし、丸太から一枚丸ごと木を切り出すという加工の難しさから、コストは比較的高めです。また。天然素材をそのまま使用しているため、温度や湿度の影響で表面が反ってしまったり割れてしまう可能性があります。熱を持ちやすいAV機器を天板の上に置くとダメージを受けやすいので注意しましょう。

集成材

集成材とは、天然木を棒状にカットして接着して加工したものです。無垢材と同じく天然木を使用していますが、反りにくい点がメリットです。ただし、木同士を接着しているため、継ぎ目が目立つ場合があります。継ぎ目のないものが無垢材、継ぎ目のあるものが集成材と区別して覚えましょう。

突き板

突き板(突板)は、天然木をスライスしてシート状に加工して作ります。無垢材よりも加工が簡単なのでコストは低くなります。ボードの表面にシートを貼るので、年数が経過すると剥がれる可能性があります。
また、100%天然素材という訳ではないので素材本来の味わいを楽しみたい方は、無垢材の方がおすすめです。

プリント紙化粧合板

プリント紙化粧合板は、価格を抑えたい方におすすめの素材です。木目を印刷した紙を貼って仕上げます。部屋の雰囲気や他のインテリアに合わせて紙の色・模様を変えられるので、統一感を重視する方におすすめです。芯材にはパーティクルボードや合板を使用することが多く、無垢材のテーブルよりも軽く移動しやすい点もメリットです。
ただし、紙を貼っているだけなので雑に扱ってしまうとすぐにキズが付いてしまいます。また、粘着力の強いテープを貼ってしまうと、剥がした時にプリント紙まで一緒に剥がれてしまう可能性があります。

使用人数

天板の種類や素材が決まったら、次のポイントになるのがサイズです。ダイニングテーブルで食事をする際に必要なスペースは、1人当たり幅60cm×奥行き40cmといわれており、使用する人数によって適切なテーブルのサイズが変わります。ここでは使用人数別のおすすめの選び方を解説するので、ぜひ参考にしてください。

1~2人の場合

1人暮らしの場合70cm〜90cmほどの長さがあれば充分です。幅70cm×奥行き40cmの長方形のテーブルや、70cm四方の正方形テーブルなどが適しています。来客に対応する場合は、1辺が90cmのものを選ぶと、限られたスペースの中でも食事ができます。
夫婦2人で使う場合は、少し広めの80〜120cmがおすすめです。80cmの正方形であれば2人でゆったり食事を取れますし、120cmの正方形なら来客や家族が増えてもある程度対応できます。また、仕事でテーブルを使う場合は、資料やパソコンを置けるように120cmを基準に選びましょう。長方形のテーブルを希望するのであれば、幅120cm×横80cmがおすすめです。

3~4人の場合

3〜4人で利用する場合、幅120cm×横80cmのテーブルであれば食事はできます。ただし、子どもの成長や、家族が増えることを見越したり、仕事や子どもの勉強場所として兼用するのであれば幅150cmを目安に選びましょう。スペース的に横幅150cmが厳しい場合は、135cmを目安にするのがおすすめです。
また、3人家族の場合は、直径150cmの半円形も省スペースに特化していておすすめのテーブルになります。

5~6人の場合

3世帯家族で5〜6人でテーブルを囲む場合は、長方形テーブルがおすすめです。横に3人並ぶ場合は幅180cm×奥行80cm、短辺に座る場合は、幅150cm×奥行80cmのものを選びましょう。

塗装方法

主な塗装方法として、以下の4種類が挙げられます。それぞれ強度や風合いが変わるため、適したものを選びましょう。

・UV塗装
・ウレタン塗装
・オイル塗装
・セラウッド塗装

UV塗装

UV塗装は紫外線を使用した塗装の方法です。特殊樹脂に紫外線を当てることで瞬時に塗装が完了します。傷や熱への耐性が高く、光沢のある仕上がりが特徴です。ただし加工の際に専用の機材が必要なため、価格は高くなります。

ウレタン塗装

ウレタン塗装は水分や汚れが染みにくい加工方法です。天然の木を使用したテーブルは、湿気を吸って反ってしまいます。しかしウレタン塗装を施すことで、湿気の吸収を防ぎ、結果的にひび割れや反りの軽減につながります。一般的な家具に多い塗装方法です。
汚れ掃除がしやすく傷が付きにくいので、子どものいる家庭でおすすめです。

オイル塗装

木材の表面にオイルを塗装することで、素材本来の風合いを楽しめる仕上げの方法です。ナチュラルな雰囲気を演出したい時におすすめですが、他の塗装よりも傷や汚れが付きやすい点に注意しましょう。

セラウッド塗装

セラウッド塗装は、水分や汚れ、熱に強いのが特徴です。無垢材の反りやねじれを軽減できます。ただし、コストが高く素材本来の風合いや香りは感じにくいので注意しましょう。

ダイニングテーブルの色の選び方

ダイニングテーブルの色は部屋の雰囲気を決定づける重要な要素です。内装や床、インテリアに合わせて適切な選び方があります。

内装・床の色別

まずは内装や床の色、素材で選ぶ方法を解説します。

床がナチュラルブラウンの場合

床がナチュラルブラウンをはじめとした中間色の場合、床に近い色を選択するのがおすすめです。似たような色味の中でも木目の出方が異なるので、細部までこだわりたい方は、木目にも着目しましょう。
大人っぽい雰囲気にしたい場合は、ダークブラウンのテーブルを選ぶことで全体が引き締まります。

床がダークブラウンの場合

床がダークブラウンの場合は、類似色かナチュラルカラーがおすすめです。似た系統の色にすると落ち着いた雰囲気が強まります。一方、ナチュラルカラーを合わせると上品な雰囲気を演出できます。

床が白色に近い場合

床が白色に近い場合は、白系を選ぶか、反対色の黒やグレー、ブラウンのテーブルがおすすめです。白色で統一すると上品・清潔といったイメージを彷彿とさせます。コントラストで部屋にメリハリをつけたい場合は、黒やグレー、ブラウンなどの濃い色を選びましょう。

床が大理石といった特殊な場合

床が大理石の場合は、似た雰囲気の大理石テーブルで統一するのがおすすめです。素材を変えてしまうと部屋のテイストが変に混ざってしまいます。

インテリアテイスト別

色を選ぶ際はインテリアのテイストも考慮して決めるのがポイントです。ダイニングテーブルは大きく、部屋の中で存在感があるので、テーブルから統一するインテリアを決めることもできます。

欧米スタイルの場合

自然素材の温かみと、デザイン性がかけ合わさった欧米スタイルを選ぶ場合は、ナチュラル色がおすすめです。深みを出すのであれば暗めの色を選びましょう。

ナチュラルスタイルの場合

ダイニングスペースの雰囲気として一般的なのがナチュラルスタイルです。木材の質感を活かしたテイストで、優しい印象を与えます。ナチュラルスタイルの場合は薄めの色がおすすめです。

クラシックスタイルの場合

上品な雰囲気が特徴のクラシックスタイルで選ぶのであれば、黒やダークブラウンのような暗めの色を選ぶのがおすすめです。光沢のあるテーブルを選ぶと、より高級感を演出できます。

シンプルモダンスタイルの場合

ダークブラウンのような落ち着いた色を選ぶことで、グレーやライトブラウンといった他の色と共存できる空間を演出できます。

ヴィンテージスタイルの場合

伝統的な雰囲気を演出したい場合は、ブラック系のテーブルがおすすめです。レザーの素材を選ぶと高級感が生まれます。

テーブルとあわせてダイニングチェア選びも大切

テーブルとあわせてダイニングチェア選びも大切ダイニングテーブルを購入するのであれば、自然とダイニングチェアも必要になります。ここでは、ダイニングチェアの選び方を解説するので、ぜひ参考にしてください。

椅子のタイプ

タイプ 特徴
肘なし ・肘置きがないので出入りしやすい
・シンプルなデザインで馴染みやすい
・肘つきタイプと比べるとくつろぎにくい
肘つき ・肘を置いてくつろぎやすい
・肘置きで体の側面が固定されるので安定して座れる
・肘つきの高さによってはテーブルと干渉して
収納しづらい場合がある
ベンチ ・2人〜3人で横並びになる場合におすすめ
・チェアを1つ1つ購入するより安い
・4本脚テーブルとは組み合わせにくい
回転 ・出入りがしやすい
・引きずり傷を防止できる
・4本脚テーブルとは組み合わせにくい

椅子には肘なし、肘つき、ベンチ、回転といったさまざまなタイプがあります。それぞれの特徴を解説するので、詳しく見ていきましょう。

肘なしタイプ

肘置きがないので、横方向からチェアーに座れるのが特徴です。出入りする際に大きく引く必要がないので、省スペースなチェアーを求めるのであれば、肘なしタイプがおすすめです。食事や作業など、用途にかかわらず組み合わせることができます。

肘つきタイプ

肘置きがついているタイプは、ダイニングでくつろぎたい方におすすめのチェアーです。ただし、横から体を入れて座ることができなかったり、天板と干渉して収納しづらい場合があります。購入する際は、天板の高さと肘置きまでの高さを確認して、干渉しないかどうかチェックしておきましょう。また、しっかり椅子を下げないと座りにくいため、後方にスペースを確保できるように、部屋の間取りを考えておくことをおすすめします。

ベンチタイプ

ダイニングテーブルと組み合わせるチェアは、1人用タイプ以外にベンチタイプもおすすめです。ベンチタイプ(ベンチシート)とは2人以上が座れる長椅子を指します。チェアを1つ1つ用意するよりも、ベンチタイプを用意した方が、人数によっては安くなる場合があります。また、長椅子なので来客があった際に荷物を置いてもらうなど、座る以外の用途がある点もメリットです。

ただしベンチタイプはサイズが大きく、4本脚のテーブルと相性が悪いので、組み合わせるなら2本脚か1本脚タイプのテーブルです。背もたれがあると圧迫感があるので、少しでもスッキリした空間にしたい方は、背もたれなしのタイプがおすすめです。

回転タイプ

名前の通り座る面が回転するチェアで、出入りが非常に楽というメリットがあります。イスを引かなくて済むので、引きずり傷を防げます。また、体の向きを変えるのが簡単で、話したい相手の方向を向きやすいです。移動が楽なので、高齢の方におすすめです。

ただし通常のチェアと比べて重いので、別の部屋に移したり、掃除のためにチェアを動かす場合は、やや不便に感じることもあります。ベンチタイプと同様、4本脚のテーブルとは相性が悪く、収納しづらくなります。

背もたれの高さ

背もたれ 特徴
ハイバック ・背もたれが高く、安定して腰掛けられる
・圧迫感がある
ローバック ・背もたれが低く圧迫感が抑えられる
・深く腰掛けにくいので短時間の利用に向いている
セミバック ・ハイバックとローバックの中間の高さ

チェアを選ぶ際は、背もたれの高さも重要なポイントです。ここでは、ハイバック・ローバック・セミバックの3種類を解説します。

ハイバック

ハイバックは背もたれが高く、背中全体が支えられるので、長時間使用する際も楽な姿勢で座れるのが特徴です。腰痛を患っている方は、ハイバックを選ぶと負担を軽減できます。ただし、視界に背もたれが入ってきやすく、圧迫感を感じる方もいらっしゃいます。背もたれの面積が大きいと、その分重量が増える点には注意しましょう。

ローバック

ローバックはハイバックと逆の特徴を持つチェアです。背もたれが短く圧迫感がないので、部屋を広く見せられます。一方、ゆったり腰掛けることが難しく、短時間の食事や作業におすすめです。

セミバック(ミドルバック)

セミバックはローバックとハイバックの中間の背もたれの高さのチェアです。近年数が増加しているタイプで、迷った時はセミバックを選ぶのがおすすめです。

大切なダイニングテーブルを長持ちさせる方法

大切なダイニングテーブルを長持ちさせる方法ダイニングテーブルは寿命が6年〜12年ほどといわれています。使い方によって寿命が変わってくるので、必ず抑えておきたいポイントです。ここでは、大切なダイニングテーブルを長持ちさせる方法を5つ紹介します。

長持ちさせる方法 詳細
マットやカバーを使用する 最もおすすめな対策方法。熱や傷、水分、汚れなどあらゆるダメージからテーブルを守る。
最も簡単で非常に効果が高い。
ついた汚れはすぐに拭き取る 反りやシミの原因になるので、すぐに拭き取るのが鉄則。
直射日光を避けた場所に設置する 日光が当たると天板の木材が乾燥してしまい、ひび割れの原因になる。
エアコンの風が直接
当たらない場所に設置する
エアコンの乾いた風に当たると天板の木材が乾燥してしまい、ひび割れの原因になる。
定期的に結合部分を確認する 天板と脚の結合部分を定期的にチェックすることで、歪みを防げる。

マットやカバーを使用する

テーブルの天板は温度や湿気、水分、汚れの影響を受けるので、どんなに塗装を施しても劣化は止められません。お手入れの方法も天板の素材や塗装の方法で変わるので、掃除の方法に注意が必要です。

そこでおすすめなのがマットやカバーの使用です。そもそも水分や汚れを天板に付着させなければ、劣化を遅くできます。食器を置く時に生じる小さな傷や、熱いものを置いた時のダメージを抑えられますし、弾力と厚みがあるのでガチャガチャと音が生じることもありません。水や食べ物をこぼしてもさっと拭き取るだけでお手入れ完了です。子どもがマジックペンを使っている時でも、テーブル天板にインクが滲むことがありません。ふとした時に生じる天板へのダメージを防げるので、小さな子どもがいる家庭におすすめです。

ついた汚れはすぐに拭き取る

ダイニングテーブルを長持ちさせるには、汚れを可能な限り早く拭き取るのが重要です。とくに無垢材を使用した天板は、水分を吸収してしまうと反りやすくなります。ソースや醤油などの色、香りの強い調味料をこぼしてしまうと天板に移る可能性があるため、染み込む前に拭き取るのが鉄則です。
また水滴の付いたコップを放置すると、該当部分だけ変色したり変形しやすくなります。

直射日光を避けた場所に設置する

直射日光を長時間ダイニングテーブルに当ててしまうと、紫外線の影響で退色や塗装の劣化につながります。とくに無垢材や集成材などの天然100%の素材は、直射日光による乾燥で反りや割れが生じるため、注意が必要です。カーテンで日射量を軽減したり、配置を変えるといった対策を施しましょう。

エアコンの風が直接当たらない場所に設置する

直射日光同様、エアコンの風が直接当たる場所に置くと乾燥の原因になってしまいます。急激な気温差や湿度変化があると木材へのダメージを与えてしまうのです。突板材が剥がれてしまう可能性もあります。そういった面では、マットやカバーを敷くとエアコンの風が当たるのを防げるのでおすすめです。

定期的に結合部分を確認する

長年使っていると天板の脚の結合部分のネジが緩んでしまいます。緩みを放置してしまうと、いずれ簡単に直せなくなってしまい、修理を依頼するか、買い替えが必要になります。自力での修理が不可能になると、最悪の場合せっかく買ったダイニングチェアが使えなくなってしまうので、定期的に結合部分を確認しましょう。

まとめ


ダイニングテーブルはあまりにも種類が多く、どれを選べばよいかわからず悩む方は多いです。迷った時は天板の形状、脚の数、木の素材、使用人数、塗装方法を考慮して選びましょう。ダイニングテーブルを購入する際は、合わせてダイニングチェアの購入もおすすめします。

また、せっかくダイニングテーブルを購入するのであれば、少しでも長持ちさせたいものです。そこで、マットやカバーを使用する、ついた汚れはすぐに拭き取る、直射日光を避けた場所に設置する、エアコンの風が直接当たらない場所に設置する、定期的に結合部分を確認するという5点を意識しましょう。

とくにダイニングテーブル用のマットを使うと、熱や傷、水分、汚れといったあらゆるダメージから天板を守れます。マットを敷かない状態のテーブルと比べると、遥かにお手入れが簡単になるので、ぜひ購入を検討してみましょう。


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