一口にテーブルマットと言っても、さまざまなサイズ帯・価格帯・性能の商品が存在します。そこで本記事では、製造業者からも見解をもらいつつ、特に人気なテーブルマットを厳選・比較し、ランキング化しました。加えて、「自分の状況にぴったりなマットを選ぶポイント」も解説しています。本記事で各マットの特徴や導入方法を効率的に押さえ、ぜひ最適な選定につなげてください。
ランキング発表!あなたに最適なマットはこれ!
ランキング | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
商品名 | テーブルマット匠 | ニトリ FPマット | カインズ 機能透明テーブルクロス |
ダイソー 抗菌テーブル クロス |
総合評価 | ||||
レビュー件数 | 約2,600件 (公式サイト) |
30件弱(公式) 約17件(楽天) |
5件未満 (Amazon) |
5件未満 (Amazon) |
価格帯 | △(高め) 約5,630~67,400円 |
△ 約12,990~23,990円 |
◯ 約980~3,780円 |
◎ 100円均一 |
サイズ自由度 | ◎ 短辺:120cm以下 長辺:420cm以下 0.1cm単位で指定可能 |
〇 ニトリ製品にのみ ジャストフィット |
△ バリエーションは少ないが 自分でカット可 |
× 単一サイズのみ自分でカット可 |
オーダーメイド | 可 どんな形状にも対応 |
可 (ニトリ製品のみ) |
不可 | 不可 |
オプション | 豊富 くり抜き加工、面取り加工、角丸など |
なし | なし | なし |
構造 | 3層 | 3層 | 1層 | 1層 |
厚さ | 2mm・3mm | 2mm | 1mm | 1mm以下 (0.08mm) |
素材安全性 | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ |
マウスの反応 | 赤LED△ 青LED◎ |
赤LED△ 青LED△ |
× | × |
防縮処理 | ◎ | ◎ | × | × |
掃除しやすさ | ◎ | ◎ | ◯ | △ |
アルコール除菌 | ◎ | ◎ | △ | △ |
滑り止め | ◎ | ◯ | なし | なし |
耐熱性 | 60℃ | 60℃ | 60℃ | 50℃ |
透明テーブルマットは価格・サイズ・レビューで選ぶ
『テーブルマット匠』は価格が高めな分、性能やユーザーからの評価が高く、他の追従を許していません。特にどんなサイズ・形態にも対応してくれる点で人気を集めており、多様なレビューが日々蓄積しています。
次いでニトリ『FPマット』も高い人気を維持しています。ニトリは、性能を高めつつもサイズバリエーションを狭めて生産することで価格を抑え、ニトリユーザーのニーズに応えていると考えられます。レビューも多くはありませんが、公式サイトの商品ページで簡単に確認可能です。
ランキング3位以下の短期間利用を想定した格安マットとして、一定のニーズを保持しています。特に4位の100円均一マットは、「使い捨て」と割り切ったニーズに最適に応えている商品と考えられます。
では、上の表のようにさまざまな特徴を持つテーブルマットから、自分にとって最適なマットを選ぶにはどうしたらよいでしょうか。そのためには「値段に見合った性能を持つマットか」「自分のほしいサイズが生産されているか」を、レビューを参考にしつつ見定めることが大切です。以降各テーブルマットについて詳しく解説していきますので、ぜひ各社公式サイトの情報・レビューも参照しながら、効率的な選定に役立ててください。
1位『テーブルマット匠』 オーダーメイドでどんな変形サイズにも対応!
高価格帯にもかかわらず、長年テーブルマットシェアで最上位を維持しているのが『テーブルマット匠』です。「0.1cm単位でどんな形状もオーダーメイド可能」「商品クオリティの高さ」、そして「面取り加工など融通の利くオプション」が人気の秘訣で、他メーカーと比較して圧倒的なレビュー件数・高評価数を獲得しています。
テーブルマット業界でも長い歴史を持った商品です。約40年前、あるインテリアメーカーが家具専用ビニールマットを開発しました。そのマットは全国の家具店で販売される中でさまざまなタイプに改良されていき、その一種として『テーブルマット匠』も誕生しました。そして現在、『テーブルマット匠』はインターネット販売で好評を博し、ダントツのシェアを獲得。個人のご家庭はもちろん、飲食店やオフィスなど多種の事業者間でも広く使われるようになっています。
オーダーメイド注文で思い入れ度アップ
こだわりデザインの楕円テーブル、唯一無二の一枚板テーブル、ケーブルを通すための穴が開いたデスク。「匠専門店」のオーダーメイド注文なら、どんな形状にも対応します。オーダー時に自分で型紙を作成する手間は発生しますが、その分ぴったりとマットを敷けたときの達成感はひとしおです。造作テーブル用(造作タグのお客様導入事例へリンク)としても人気です。
充実した専門店サイト・レビューも豊富
専用のインターネットショップ「テーブルマット匠専門店」も開設されています。テーブルマットをメインテーマとしている希少なサイトです。テーブルマット匠を詳細に説明しているほか、テーブルマット全般についてのお悩み解決情報や、テーブルに関連する幅広い情報が満載です。
こうした情報はWebマガジンとしても提供されています。テーブルマットだけではなく、天板の傷防止方法や、天板素材のメリット・デメリットなどまで解説されているので、ぜひチェックしてみてください。
また本サイトには、さまざまな購入者からのレビューも豊富に集積されています。自分と状況が似た購入者のレビューを読み、テーブルマット導入後のイメージを固めていきましょう。
2位『ニトリ FPマット』ニトリのテーブル購入者には最適
FPマットのメリットは、ニトリのテーブルにぴったりフィットするという点です。ニトリ店舗でテーブルと同時購入すれば、マット選定の手間も最低限で済むでしょう。
ニトリ以外のテーブルには不向き
ただしFPマットは基本的に、ニトリのテーブル専用アイテムとしてしか販売されておらず、オーダーメイド注文なども不可能です。ニトリ以外のテーブルへの導入は慎重に検討しましょう。
注文時は型番を確認
テーブルと同時購入する場合は、「テーブルとマットの型が対応しているか」をなるべく店頭スタッフに確認することをおすすめします。インターネット通販などで購入する場合は、テーブルの商品名・型番をよく確認し、それに対応するマットを選びましょう。ニトリはよく似たテーブルを複数扱っているため、必ず型番で判断してください。
透明テーブルマット(厚み0.3mm~1.5mm)はおすすめしません
なおニトリは、FPマットのほかに「透明テーブルマット」という商品も販売しています。こちらは安価ではありますが塩化ビニール一層構造であったり、高級家具などへの使用は止めるよう(※)但し書きがなされていたりするため、ニトリユーザーにも基本的にはおすすめしません。少しコストが上がったとしてもFPマットの導入が推奨されます。
3位『ホームセンター カインズ 機能透明テーブルクロス』自分でカットしたいなら
最大手ホームセンター「カインズ」が製造するテーブルマット(商品名としてはテーブルクロス)です。1位・2位に比べて厚みがなく高級感はありませんが、格安マットとして一定のシェアを確立しています。
価格を抑えたい人におすすめ
上位2商品に比べて性能は高くなく、サイズバリエーションも少ないですが、その分価格は低いテーブルマットです。1年以内などの短期間だけ使用するなら、十分選択肢に入るでしょう。ただしこの価格帯のマットには一般に下記のようなデメリットが存在します。その点にも留意しつつ導入を検討しましょう。
塩化ビニール面がむき出し
多くの格安テーブルマットは塩化ビニールの一層のみで構成されています。塩化ビニールはべたつきやすいため、天板表面に施されているコーティング成分などをはがしてしまう恐れがあります。また一般に塩化ビニール製品を生産する際は可塑剤と呼ばれる物質を使用しますが、経年劣化などによりこの物質が表面に染み出てくると、天板などに悪影響を及ぼす可能性もあります。
上記のようなデメリットを避けたい場合、ポリウレタンでコーティングされたテーブルマットを購入する方がおすすめです。
薄さはメリット?自分でカット可能
「一層構成で薄い(1mm厚)」という点が格安マット一般の特徴です。1mm厚であればハサミやカッターで好きな形状にカットできるため、この点をメリットと感じる方は購入しやすい傾向にあります。
4位以下『ダイソー 抗菌テーブルクロス』など100均マット 使い捨てならおすすめ
4位以下のマットについては基本的にあまりおすすめはできません。まず透明度が低く、白・青みの強いビニールマットが大半で、天板の風合いなどが楽しめなくなってしまいます。またマットがべたつき、天板自体のコーティングとくっついてしまうことで、天板表面を傷めてしまうこともあります。
ただしバーベキューなどで屋外利用し、そのまま使い捨てる場合は100円のテーブルマットで十分です。(処分方法は自治体の指示に従ってください。)色柄つきの不透明テーブルクロスも選択肢に入るでしょう。この場合は、サイズバリエーションも広がります。
必須チェックポイント8つ:最適なマット導入のためには?
自宅・職場の状況にぴったりとフィットするテーブルマットを選定したい場合、必ず確認すべき項目があります。それらを下記にまとめましたので、ご自身の状況をイメージしながら効率的にチェックしてみてください。
どこまで自由にオーダーメイドが可能か?
一枚板天板や凝ったデザインの天板に敷くなら、オーダーメイド可能なメーカーやショップに注文しましょう。ただメーカーによってはあまり細かい条件のオーダーはできない場合もあります。まずはメーカーサイトなどで「何cm単位でカットしてくれるのか」「型紙でのオーダーは可能か」を確認しましょう。「マット内の一部分だけ円形の穴を開けたい」などの注文にも、柔軟に対応してくれるメーカーがおすすめです。
塩化ビニール一層か?ポリウレタンで特殊コーティングされているか?
塩化ビニールから可塑剤が染み出すと、木材などに悪影響を及ぼすリスクが生じます。これらへの対策として、テーブルマットを製造する際は無害素材ポリウレタンに特殊UV加工を施し、塩化ビニール面を上下からサンドします。この3層構造によって可塑剤が天板や人の地肌に触れることはなくなり、安全性・耐久性が向上します。
ただしカインズやそのほかホームセンターで販売されている格安マット類は、塩化ビニールだけの一層構造が大半です。これらのマットを長期間使用すると上記のようなリスクが生じるため、なるべく3層構造の商品を選びましょう。
アルコール・中性洗剤などの使用は可能か?
リビング・ダイニングのテーブルやキッチンカウンターなどへ導入するなら特に、アルコールスプレーや洗剤などが使用可能かどうか確認してください。特定の洗剤などにより変質する恐れがあるテーブルマットは、なるべくリビング・ダイニングへの導入は控えましょう。
なお塩化ビニールにアルコールスプレーなどを吹きかけたまま放置すると、白くなったり、変質したりする恐れがあります。ポリウレタンコーティングされたマットなら、こうした可能性も回避できます。
気泡・べたつき対策はされているか?
せっかくきれいにマットを敷いても、気泡が入ってしまえば見た目が台無しです。高級テーブルマットでは、シボと呼ばれる目に見えない微細な凹凸を裏面全体に入れておくことで、気泡の浸入やべたつきを防止します。マットのべたつきで天板を傷めてしまう恐れもなくなります。
自宅のテーブルで頻繁に書き物を行うか?
子どもの宿題やテレワーク業務が行われるテーブルに導入するなら、適切な厚さ・強度を備えたマットをおすすめします。薄すぎたり柔らかすぎるマットの上では書き物がしづらいため、別途下敷きなどを用意する手間が毎回発生するからです。
印刷物やプリントのインク移り・転写はしないか?
また、テーブルマットの下に書類やメモを挟む習慣がある場合は、マットへのインク移り(転写)が発生する恐れがあります。「インク移りが起きづらいか・移ったインクを落としやすいか」も確認しておきましょう。特殊加工ポリウレタンでコーティングされ、かつシボ加工されたりしているマットなら一番安心です。
滑り止め対策がされているか?
インク移りや天板ダメージを防ぐためにシボ加工・非転写加工などが施されているテーブルマットは、裏面がサラサラしています。そのため天板に吸着しづらく、敷いた後にずれやすくなります。そこでメーカー側は、例えば「滑り止めシール」を付属するなど、防止策を行っています。シボ加工・非転写加工有りのテーブルマットは比較的高価なため、こうした滑り止め対策までしっかりと考えているメーカーを選びましょう。
縁の面取り加工は可能か?
面取り加工とは、テーブルマットの縁を斜めにカットすることです。面取りすることで、マットの縁に腕が当たっても痛くなりづらくなります。また視覚的には、縁のビビットな印象が低減するため、テーブルマットがより空間に溶け込みやすくなります。面取り加工は有料オプションの場合も少なくないため、「頻繁に腕が当たる1辺のみ加工」などのオーダーにも、柔軟に応えてくれるメーカーを探せばコストダウンにつながります。
面取りについて詳しくはこちらのトピック「面取り加工あり」も参照してください。
一通りチェックが完了したら、自分だけのマットづくり・マット探しを開始しましょう。『テーブルマット匠』は上記すべてのポイントを満たす圧倒的なクオリティで、業界を牽引し続けています。テーブルマット選びに迷ったとき、自分のテーブルにフィットするマットが見つからないとき、ぜひ詳細をご確認ください。
テーブルマットのメリット・デメリット
大事な天板にテーブルマットを敷くことで、単純に汚れ・傷を防止できる以外にもメリットが得られます。例えば手入れがしやすくなる、ガラスや金属食器を机に置く際の衝撃・雑音が軽減されるなどです。すでについてしまった傷や凹みも、厚みのあるテーブルマットを敷くことで目立たなくなり、書き物などもしやすくなります。さらにマットと天板の間にメモを挟むことで、事務作業効率をアップできます。
逆に状況によってはデメリットも生じます。まず天板自体の趣きが損なわれたり、変化してしまったりする点です。またマットと天板の間にほこりなどが入り込むと、清掃の手間が増えます。べたつきやすいマットの場合、天板のコーティングがはがれる恐れも生じます。これらの点を踏まえると、やはりシボ加工・非転写加工などが施された、べたつかないテーブルマットの導入が推奨されます。
メリット・デメリットについては次の記事で詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。
まとめ
ニトリやカインズなど、代表的な透明テーブルマットについて特徴を整理してきました。テーブルマットを選定するときは、各商品の価格・性能を見比べることに加え、そのマットを導入する自宅環境を具体的にイメージすることが重要です。本記事で紹介した7つのチェックポイントを軸にして、ぜひご自身の環境にフィットするマットを選んでください。
『テーブルマット匠』ならシンプルな四角形から、複雑な輪郭の一枚板まで、どんな天板にも対応可能です。「天板を傷めたくない」「長く使っていきたい」「オーダーメイドで作ってほしい」など、さまざまなご要望にお応えする、業界シェアトップのクオリティをぜひ体験してください。
![テーブルマット匠専門店はこちら](https://www.takumi-mat.jp/contents02/wp-content/uploads/2023/08/btmbnr-144.png)