ついてしまったテーブルの傷を補修するには?おすすめの防止方法も解説


ついてしまったテーブルの傷を補修するには?おすすめの防止方法も解説どれだけ気を遣っていても、日常生活を送っているとどうしてもテーブルの傷はついてしまいます。とくに小さな子どもがいる場合、ふとしたことがきっかけで木製・ガラス製問わず傷だらけになってしまうこともしばしばです。

傷をつけないように注意するのが一番ですが、すでに傷がついてしまった時はどうすればいいのでしょうか。そこで今回は、ついてしまったテーブルの傷を補修する方法について、傷のタイプやテーブルの性質ごとに解説します。

テーブルの傷を補修する方法

テーブルの傷を補修する方法ひとえにテーブルの傷といっても傷つき方はさまざまあります。ここではおもに「ひっかき傷」と「へこみ傷」についてそれぞれの補修方法について説明します。

ひっかき傷

ひっかき傷は、ふとした時に物を引きずってしまったり、カッターやハサミなどで誤って切ってしまったりした時にできます。

こうした傷のつき方をしてしまった場合、できるだけテーブルの色に近いマジックペンやクレヨン、木工補修用マーカーなどでなじませるように塗るのがおすすめです。

とくに細い傷であればマーカーを、太い傷であればクレヨンを使うなど、傷の状態によって変えるとより馴染みやすいでしょう。もし近い色がなければ複数の色を合わせたり、テーブルの塗装にもよりますが、仕上げに透明マニキュアを薄く塗ったりすれば、コーティングとなり傷がつきにくくなります。

木工補修用マーカーやクレヨンなどは、ホームセンターやインターネットなどでも販売されているので、比較的誰でも手に入れられやすいでしょう。

へこみ傷

へこみ傷は食器やカトラリーなどを誤って落としてしまったり、椅子をぶつけてしまったりした際についてしまいます。へこみ傷は先ほどご紹介したひっかき傷よりも比較的傷が深く、修理のハードルはやや高めです。

へこみ傷を治したいのであれば、木工補修用樹脂スティックといった樹脂タイプの補修材を使うのがベストです。凹んでしまった部分に樹脂を埋めることで、多少深く傷がついてしまったところも簡単に修繕できるでしょう。

さらに、そこからやすりなどで形を整え、もともとの木材になじませれば目立ちにくくなります。

木工補修用樹脂スティックに関しては、木工補修用マーカーと同様にホームセンターなどで購入できます。中には、電気コテや仕上げ用のウールなどの一式がそろっているものなども売っているので、DIYに馴染みのない方でも安心です。

手間のかかる傷・凹みの修正無しに、簡単に傷をカバーしてしまう方法があります。
テーブルマットを敷いておけば傷もカバー出来き、クッション性もあるので今後は傷が増える心配がありません。

木製テーブルの傷を補修する方法

木製テーブルの傷を補修する方法テーブルにはさまざまな種類の素材がありますが、なかでも木製のテーブルが最も傷がつきやすいといわれています。木目の荒いものだと比較的目立ちにくいですが、木目の細かいものならとくに目立ってしまいます。

そこで、木製テーブルの傷を補修する方法についてご紹介します。高額な素材や機材などは必要なく、比較的家にあるものや簡単に手に入れやすいものでできるため「手軽に補修したい」といった方はぜひ参考にしてみてください。

※テーブルの素材・塗装により合わない場合がありますので、心配な場合は補修前に購入店でご相談ください。

また。いずれの補修も手間がかかるため。加えてより深く知りたい人は下記記事も読んでみてください。

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お酢とオリーブオイルを使った方法

木製テーブルの傷を補修する方法には、お酢とオリーブオイルを使うものが挙げられます。オリーブオイルとお酢を1対1の割合で混ぜたものを、布など軟らかいものにしみこませ、傷部分を拭くようにこすりつけます。

木製テーブルはオイル塗装であることが多く、オイルは木材に対して栄養を与える働きを持つとされています。細かい傷ができてしまった場合は、簡単に目立たなくできるのでおすすめです。

ただし木材の種類によっては、かえってオイルやお酢が向かない素材というのものあるため、必ずオイルやお酢をつけてもいいものかどうか事前に確認するようにしてください。

歯磨き粉とオリーブオイルを使った方法

お使いのテーブルがオイル塗装のテーブルなら、お酢のほかに歯磨き粉とオリーブオイルを使う方法も、手軽でおすすめです。歯磨き粉は色がついていると目立つ可能性があるため、できるだけ無色もしくは白がいいでしょう。

手順としては、歯磨き粉とオリーブオイルの割合を2対1にしたものをテーブルの傷口に埋め込むように塗ります。少し時間を置き、乾いてから少し湿らせた布などでふき取りましょう

歯磨き粉を使う場合、色の濃いテーブルだと目立つ恐れがあるため、歯磨き粉に加えて木の色に近い絵の具を付け足すといいでしょう。

インスタントコーヒーを使った方法

意外に思うかもしれませんが、実はインスタントコーヒーはDIYなどにも使用されるため、木製テーブルの補修にもむいている材料だといわれています。

この方法を試すのであれば、豆をひいたドリップ用のコーヒーなどではなく、お湯で時切る粉上のインスタントコーヒーを使うようにしましょう。

手順はまず、コーヒーとお湯を1対1で少しずつ混ぜていき、キッチンペーパーなどに浸し傷部分を拭きます。ただしコーヒーの割合と木製の色味が合わなければ、かえって悪目立ちしてしまう恐れがあるため、できるだけ少しずつ伸ばすようにやさしく拭くのがポイントです。(※自然塗装等でブラウン系のテーブルの場合の補修に向いています)

ナッツ類を使った方法

クルミなどのナッツ類も、木製の家具などの補修に使用されることが多いです。たくさんのナッツではなく数粒程度なので、そこまで負担にもなりません。

まずは数粒のナッツを固い棒などで粉々につぶし、水もしくはオリーブオイルなどを少しずつペースト状になるまで混ぜます。そしてできたペースト状のものを、木製テーブルの傷口を埋めるようにして塗っていきましょう。ペーストが乾いたら、柔らかい布などで木材になじませるように上から拭き取ります。

このようにナッツやオリーブオイルなどの調味料を使用した方法は、一回きりで効果が出るものではありません。数週間に一度、継続的に繰り返すことで徐々に傷が目立ちにくくなるため、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。

最後に、テーブルマットを掃除するときも、意外な方法が存在します。詳しくは「デスクマットの印刷汚れの落とし方と汚れを落とす際の注意点」をご参照ください。

デスクマットの印刷汚れの落とし方と汚れを落とす際の注意点
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木工補修用の道具を使った方法

マーカーやクレヨン、樹脂といった木工補修用と表記されている道具を使うのもひとつの方法です。マーカーやクレヨンに関しては、おもに表面にできてしまったかすり傷といった比較的浅い傷を目立たなくするのに適しています。

傷口が深いものに対しては、樹脂タイプと呼ばれるものを使用するのがよいでしょう。木工補修用樹脂は傷口に埋め込んで固めるもので、最後にヤスリをかけるとより目立ちにくくなります。補修後に傷に引っかかる心配もないのでおすすめです。

工作用粘土を使った方法

ウレタン塗装仕上の家具ならば、より傷口の状態に合わせて補修するには、自由が効く工作用粘土を使った方法もおすすめです。

まず粘土を木材の色に絵の具に合わせて着色し、少量ずつ傷口を埋めるようにして押し込みます。押し込んだだけでは補修後に凹凸ができる可能性があるため、ある程度埋めたらヘラなどの平たいものでならします。

さらにそこから透明の接着剤もしくはニスなどを上から薄く塗り固定すれば、はがれにくくなります。接着剤などで固定する場合、もともとワックス加工されていないものであればかえって目立つ恐れもあります。

ニスや接着剤は、ワックス加工がされている木製のテーブルで使用しましょう。

「今回の方法を試したけれど、性質上合わなかった」「どうしても自力で補修するのが難しい」といった方は、木製家具補修の専門業者に依頼するのがおすすめです。傷が治るだけでなく今後のケア方法についても聞けるので、ぜひ相談してみてくださいね。

 

ガラステーブルの傷を補修する方法

ガラステーブルの傷を補修する方法テーブルは木製以外にも、ガラス素材などもあります。ガラスのテーブルも傷がつきやすい素材なので、自力で傷を消したいと考える人も多いのではないでしょうか。

そこで次に、ガラステーブルの傷を補修する方法についてご紹介します。「できるだけきれいにガラステーブルを使い続けたい」といった方はぜひ参考にしてみてください。

歯磨き粉を使った方法

ガラステーブルの傷を補修する方法として、歯磨き粉を使った方法があります。ホワイトニング用の歯磨き粉には研磨剤が入っているので、ガラステーブルの傷を修復するのにも適しています。

手順としては布に歯磨き粉を付け、修復したい箇所を磨きます。歯磨き粉で傷を磨き終わったら、歯磨き粉がついていない新しい布でふき取りましょう。

ただし歯磨き粉で修復できるのは、比較的傷の浅いものや小さな傷です。傷が大きい場合は、他の方法を試してみましょう。

重曹を使った方法

比較的手に入りやすいものでいえば、重曹を使った方法も細かい傷には有効です。重曹は研磨剤の中でも優しい研磨作用があるので、わずかな傷であれば対応できます。

手順としてはまず、重曹に水を混ぜてペースト状になるまで混ぜます。そして乾いた布に混ぜた重曹をつけます。傷の部分に軽く押しあてながら磨き、最後にぬらした布で重曹をふき取りましょう。

重曹で傷を消す場合は、こすりすぎないようにするのがコツです。あまりにも力強くこすってしまうと、ガラスの表面を傷つけてしまう恐れがあります。ほかにも強すぎる研磨剤を使用してしまうと、かえって傷がついてしまうため注意しましょう。

アンモニア水を使った方法

アンモニア水はガラス掃除にも適しており、そこまでひどくないガラステーブルの傷を修復するのにも向いています。

手順はまず、水500ミリリットルに対してアンモニア15ミリリットルを入れたアンモニア水をつくります。そしてアンモニア水を布につけて傷部分を磨き、最後に濡れた布でふき取るといった工程を、傷が目立たなくなるまで繰り返します。

そこまで難しい作業ではありませんが、アンモニア水は刺激臭を発生させるため、作業をする際は必ず換気をしましょう。

酸化セリウムを使った方法

酸化セリウムはガラスと化学変化を起こすことでガラス研磨の作用を引き起こすので、ガラステーブルの傷の修復にもおすすめです。

酸化セリウムは一見「どこに売っているの?」と思うかもしれませんが、通販サイトなどをチェックすれば比較的安価で手に入れられます。

やり方としては、酸化セリウムと水をペースト状になるまで混ぜます。そして布につけ、傷がついている部分を易しく磨きます。最後に乾いた布で拭き取れば終了です。

酸化セリウムはあまり聞き慣れない薬品かも知れませんが、工程自体はシンプルなのでDIY初心者の方にとっても安心です。

テーブルの傷を防止するおすすめの方法

テーブルの傷を防止するおすすめの方法テーブルの傷がついてしまった際の対処方法について説明していきましたが、そもそもテーブルの傷を防止するためにはどのような方法があるのでしょうか?

ここでは、テーブルに傷ができにくくするためにできる対処法についていくつかご紹介します。「なるべく長持ちさせたい」「あまり傷をつけさせたくない」といった方は参考にしてみてください。

テーブルマットを使用する

テーブルの傷を防ぐためには、テーブルマットを使用するとよいでしょう。テーブルマットは傷や衝撃といったものから守ってくれるほか、汚れなども防げるので敷いておいて損はありません。

もしテーブルの素材や色にこだわりがあるのなら、透明のクリアタイプと呼ばれるものがおすすめです。ハサミやカッターなどをよく利用する作業用のテーブルの場合は、できるだけ厚みのあるテーブルマットを選ぶと衝撃が防げます。

またテーブルマットはテーブルの形によってきりとってくれるところもあるので、購入の際は相談してみるといいでしょう。

テーブルクロスを使用する

テーブルクロスの場合、汚れたときにもすぐに洗濯ができるのでコストが抑えられます。テーブルクロスの素材によっては撥水加工をされているものや、防臭・抗菌効果のあるものもあるので衛生面に関しても安心です。

とくに食事をするテーブルであれば、何かとこぼしてしまったり汚してしまったりするので、すぐに拭けて交換もできるテーブルクロスは非常におすすめです。

さらにテーブルクロスは柄や色、素材など種類も豊富で選ぶ楽しみがあります。ただしガラステーブルにテーブルクロスを敷く場合は、気泡が入ってしまうと目立つので注意が必要です。

ガラス板を被せる

テーブルの傷を防ぐためには、テーブルの上にガラス板をかぶせるのもひとつです。ガラス板であれば、強めの衝撃があってもテーブルを守ることができます。

さらにガラステーブルであれば見た目もそこまで変わらないので「テーブルクロスマット以外にしたい」「あまりインテリアを変えたくない」といった方にはおすすめです。

ただしガラス板の場合、かぶせるときにテーブルに傷をつけてしまう恐れがあるほか、小さなお子さんがいるような家庭では割れる心配もあるので、そこは注意しなければいけません。

子供・お年寄りのいる家庭には、ガラス板の使用はおすすめしません。事故を防ぐためテーブルマット3mmの導入をおすすめします

 

傷防止シートを貼る

「どうしてもテーブルの素材を出したい」といった希望のある方は、専用の傷防止シートを貼ってみるといいでしょう。シートには透明なものもあるので、インテリアの邪魔をすることなくテーブルの傷や汚れを防げます。

また、傷防止シートは比較的簡単に切断ができるものが多いため、円形のものから角型のものまであらゆる形状のテーブルに対応します。傷がついてしまったとしても簡単に交換が可能で、サイズにもよりますがおおよそ2,000~3,000円程度でも手に入るので「面倒な作業をしたくない」人にもおすすめです。

テーブルの傷を対策する方法にはさまざまありますが、そのテーブルで普段どのようなことをするのかによっても変わってきます。

もし、ハサミなど深い傷ができやすい作業を頻繁にするのであれば、厚さのあるものや重いものを選ぶといいでしょう。反対に食器との摩擦などを気にするのであれば、市販のシートやクロスなどでも充分防止できます。

まとめ

今回はついてしまったテーブルの傷を補修する方法や、そもそも傷をつけないための対策方法などについてご紹介してきました。

傷がついてしまった際の対処法では、家にある調味料やドラッグストア、ネットなどでも簡単に手に入れられるものでも充分可能です。

しかし、あまりにも傷の程度がひどいものや深いものであれば、自力でやるには難しいケースもあります。そういった場合は、テーブルの素材に合わせて専門のプロに相談するのがおすすめです。

またテーブルの傷を防ぐには、テーブルを全面的に覆うようなクロスやマットをかぶせると傷がつきにくくなるので、今回の記事を参考にしてみてください。


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