ワークデスクやテーブルをそのまま使っている場合、物を落としたときの傷や凹みが気になることはありませんか。デスクマットを敷くと天板を保護できるため、見た目の美しさを保てます。
仕事用のデスクはもちろん、食事をするテーブルなどにもデスクマットはおすすめです。今回は、デスクにマットを敷く意味や必要性、取り入れる際の注意点を解説します。
デスクマットの意味・役割
デスクの上に敷き、デスクを汚れや傷から守るためのアイテムです。塩化ビニルなどの素材でできたものが多く見られますが、そのほかにもアクリル素材やレザー、合皮など、さまざまな材質の商品が販売されています。
マットにはいろいろな厚みがあり、厚みがあるほど価格も高い傾向にあります。商品によって使い心地が異なるため、デスクの用途に合ったものを選ぶとよいでしょう。
マットのデザインはシンプルなものからインテリア性の高いものまで幅広く、カラーバリエーションも豊富です。選ぶマットによってはおしゃれなインテリアにもできます。
デスクマットの必要性
デスクやテーブルをそのまま使うこともあるため、デスクマットは必要なのかと疑問に思うこともあるでしょう。マットの主な必要性として、以下の4つが挙げられます。
デスクの天板を傷から守れる
ペンなどの物を落としたときや、デスク上で物を引きずったとき、マグカップを置いたときなどに天板が傷つくことがあります。マットを敷いておくと、デスクの使用中に天板が傷つくのを防いでくれます。
引っかき傷や凹み傷がついてしまうと、見た目が悪くなります。補修する手間もかかるため、傷がつく前にマットを敷いておくときれいな状態を保てるでしょう。
傷だけでなくペンのインク汚れや、書き物をしたときのデスクへの文字移りも防げます。
飲み物をこぼしてもサッと拭き取れる
作業中にコーヒーやお茶などを飲んで、一息つきたいときもありますよね。うっかり飲み物をこぼした場合や、コップやグラスのまわりに水滴が付着したまま直接テーブルに置いた場合、たとえば木材の天板であればシミが残りやすくなります。
撥水性のあるマットを敷いておくことで、飲み物をこぼしたときやコップのまわりの水滴がテーブルに付着した場合も、拭き取るだけできれいにできます。天板にシミが残るのを防いでくれるため、清潔な状態を保てるでしょう。
長時間作業していても疲れにくい
パソコンを使ってタイピングする場合、手首をデスクにつけた状態にすると手の動きが安定することや、手や腕が疲れにくいなどのメリットがあります。ただし、手首がデスクに当たり続けると、痛みを感じることがあります。
パームレストといわれる手首をのせる台を使用する方法もありますが、デスクまわりをすっきりさせたいなどの理由から、物をなるべく置きたくない場合もあるでしょう。その際は、マットを敷くことで痛みの軽減が期待できます。
作業効率を上げられる
デスクにノートパソコンやキーボードを直接置くと、滑るのが気になることもあります。マットを敷くと、滑り止めの効果によってズレる心配が軽減され、安定した状態で作業を進められます。
また、マットを敷くことでノートや紙も滑りにくくなるうえ、デスクの凸凹もなくなって鉛筆やボールペンなどの書き心地がよくなります。スムーズに押印することも可能です。
デスクの素材によっては、冬場はひんやりとして冷たく感じたり、夏場はベタベタしたりすることもあるでしょう。マットを敷くことでデスクの冷たさやベタつきなどが緩和されて使い心地がよくなると、作業効率のアップが期待できます。
デスクマットの注意点
デスクにマットを敷く際は、注意点も知っておく必要があります。以下にご紹介する注意点も理解したうえで、マットの使用を検討しましょう。
マウスの滑りが悪くなる
マットを敷くとキーボードなどが滑りにくくなることはメリットですが、素材によってはマウスも滑りが悪くなるケースがあります。デスク上でマウスを使う場合はストレスになる可能性があるため、注意が必要です。
マウスをよく使う場合は、マウス対応のマットを選ぶ方法もあります。マウスを使えるように加工された商品であれば、マット上のどこでも気にすることなく使えるでしょう。
トラックボールマウスといわれる、マウスに設けられたボールを回して動かすタイプの商品を使うのもひとつの方法です。
物によってはメモが取りにくくなる
マットの素材や厚みによっては、マット上でメモが取りにくいことがあります。無理に書くと紙に穴が開くこともあるため、場合によっては下敷きを使うなどの対策が必要です。
使う筆記用具によっても、書きやすさは左右されます。ボールペンや万年筆を使う場合は、適度なやわらかさのあるマットがおすすめです。鉛筆を使う場合は、硬さのあるマットが使いやすいでしょう。
また、ペンのインクや印刷の文字がマットに移ることがあります。非転写加工されている商品であれば、インク移りを気にせずにきれいな状態で保てるでしょう。
テーブルマット匠を使用することで、ボールペンでのメモが取りやすく、インク移りの問題も解決します。
サイズに気を付ける
デスクに対してマットが大きいと、素材や色によっては圧迫感が出ることがあるため注意が必要です。デスクのサイズに合わせて、適切なサイズのマットを選ぶことがポイントです。ただし透明なマットであれば、デスク全体に敷いても圧迫感なく使えるでしょう。
全体に敷くと、デスク全体の傷や汚れを防げるのがメリットです。一方で小さなマットであれば、作業に必要なスペースを区切れるため、デスクの上でゾーニングしたい場合に便利に使えます。デスクの用途や置きたい物の量、配置などを考慮してマットのサイズを決めましょう。
デスクマットの主な種類
マットの透明度によって、以下の3つの種類に分けられます。
透明タイプ
透明タイプのマットは、テーブル本来の雰囲気や天板の素材感を損なわずにテーブルを使えるのが特徴です。メモ用紙やプリント資料をマットに挟んで保管しておき、見たいときにチェックできるため、仕事の効率化も期待できます。
ただし透明タイプは光が反射しやすく、目が疲れやすい点に注意が必要です。光の反射が気になる場合は、以下にご紹介する半透明などのタイプや、光の反射を抑える加工が施されたタイプを選ぶとよいでしょう。
半透明タイプ
半透明タイプは太陽光や照明による光が反射しにくく、目にやさしいため、集中して作業したい場合にも使いやすいです。濃い文字で書かれたメモ用紙やプリント資料であれば、マットに挟んだままで読むこともできます。
さらさらとした手触りで、汗によるベタつきを抑えられるのもメリットです。腕に張り付きにくいため、肌触りがよく、作業に支障をきたさないでしょう。
不透明タイプ
ポリエステルやレザー、コルクなどの素材を使った、透明感のないマットもあります。表面がさらっとしており、光学式マウスに対応している商品も多いのが特徴です。デスク全体をマウスパッドのような感覚で使えます。
色やデザインが豊富なため、イメージに合わせて商品を選べます。ただし透明性がないので、マットにメモ用紙などを挟んで使いたい場合には不向きといえます。
まとめ
デスクマットを敷くことで、天板の傷や汚れを防げます。木製の天板などは飲みこぼしなどの汚れによるシミができることがありますが、マットを敷いておけばきれいに拭き取りやすいでしょう。ノートパソコンやキーボードが滑りにくくなり、作業効率のアップも期待できます。
一方で、デスクにマットを敷くとマウスの滑りが悪くなったり、文字を書きにくくなったりすることもあります。マットの購入を検討する際は、必要性と同時に注意点も考慮することをおすすめします。
デスクマットには透明、半透明、不透明などのタイプがあるため、用途や見た目の好みに合わせて選びましょう。
