テーブルマットは使わない?どのような場合に必要か

テーブルマットは使わない?どのような場合に必要かテーブルマットはテーブルに傷や汚れがつかないよう、保護してくれる便利なアイテムです。しかし「テーブルマットって使う必要があるのか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

一人ひとりの状況や考え方によって、テーブルマットを敷くべきかどうか異なります。

今回はテーブルマットのメリット・デメリット、使わなくてもよいケース、使うとよいケース、使用時の注意点を紹介します。本記事を最後まで読めば、マットを購入すべきかどうか判断できるようになるでしょう。

テーブルマットのメリット・デメリット

テーブルマットを敷くメリットやデメリットを把握しておけば、自分にとって必要か判断しやすくなるでしょう。テーブルマットはテーブルの傷や汚れを防げるのはもちろん、耐薬品性や防音性を有しており、手入れのしやすさや使い心地のよさも備えています。

しかしテーブルマットを敷くことで、テーブル本体の素材のあたたかみが感じられなくなる恐れがあります。テーブルの清掃が疎かになりやすい点も注意が必要です。

メリット

テーブルマットを敷く一番のメリットは、机の傷や汚れを防げることです。ダイニングテーブルや子どもの勉強机は高価な買い物なので、長く大事に使い続けたいと思うでしょう。

テーブルマットの保護効果によって、長期にわたってきれいな状態を保てるようになります。お手入れもしやすく、マットの上に生じた汚れはサッと拭くだけで簡単に落とせます。

さらに防音性を有し、食器と天板が接触することで生じる雑音を吸収してくれるのもメリットです。集合住宅にお住まいで、臨家や下の階への騒音が心配な方にもおすすめです。

テーブルマットは使い心地も快適です。表面の細かな凹凸がテーブルとの密着を防ぐので、べたつきや気泡を気にする心配がありません。また、転写防止加工が施されたテーブルマットはインク写りに配慮しています。マットの下にメモや資料を置く場合でも、鉛筆やインクの汚れがつきづらく、きれいに使えます。

デメリット

テーブルマットを敷く大きなデメリットは、テーブルの素材のあたたかみが感じにくくなる点です。ダイニングテーブルの代表的な素材といえば木材です。とくに近年はナチュラル志向の影響もあり、木のシンプルな質感が好まれています。

木のテーブルの上にビニール製のマットを敷いてしまうと、ちぐはぐで趣きが台無しになってしまう恐れがあります。また、テーブル本体のお手入れが疎かになりやすいのもデメリットです。

製品の違いにより、シンナーや消毒などの重曹・エタノール等の薬品が使用できない場合もあります、また塩化ビニール面にアルコールスプレーを吹きかけると、白く変色するなど不具合が生じることがあります。塩化ビニール面をポリウレタンで特殊コーティングしているテーブルマットなら、こうした問題も起きません。特に、アルコールや洗剤を頻繁に使用する機会の多いリビング・ダイニングテーブルに導入するなら、上記のようなコーティングを施されたマットを選びましょう。

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また、テーブルマットを敷いていても、マットの内部に髪の毛が入り込んだり、ほこりが溜まり不衛生になってしまいます。多少面倒であっても、愛用のテーブルを長く使用し続けるために定期的な清掃を欠かさずに行いましょう。

以外と面倒!?天板を綺麗に維持するメンテナンス方法


テーブルの素材により手入れ方法も異なり、最悪見た目を損なう場合や破損の恐れもあります。ここでは、素材によるメンテナンス方法を紹介します。

自然木の場合

木製のテーブルは素材の持つ柔らかさや手触り感や、他のインテリアとの調和が取りやすく最も使われている素材です。テーブルの仕上げ(塗装)によりメンテナンス方法が違いますので、注意が必要です。

・ウレタン塗装 一般的な家具に使われる塗装で、水拭きや洗剤を使った拭き掃除が出来るので、比較的簡単に綺麗にする事ができます。キズ・凹みも付きにくいですが、付いてしまうと修復は素人では難しくなります。

・自然塗装・オイル塗装 素材の温かみや手触りが最高に良く、アルダー材やウォールナット材等の高級素材で用いられる事が多い塗装仕上げです。軽い水拭きは出来ますが、良く触る箇所から、年々塗装が薄くなります、それが風合いが出て自然塗装の良さでも有るのですが、長年綺麗な状態を保つためには、オイルを染み込ませ拭き上げる作業が必要となります。素材も柔らかい物が多い為、キズや凹みには弱く、修復にはヤスリで削りオイルを塗る等の作業が必要となります。

セラミックの場合

近年人気のセラミックテーブルは、素材そのものが硬質で、ナイフでもキズが付かない為まな板無しで作業出来てしまいます。水拭きはもちろん、洗剤やシンナー等の薬品も使えて簡単に清潔にする事ができます。その為、メンテナンスは簡単なのですが、その硬質さゆえに、割れやすく、食器を置くときの音が大きい、冬場は冷たい等のデメリットも有ります。

ガラスの場合

ガラステーブルも、先のセラミックと同様に水拭きや、洗剤を使って簡単に清潔にする事が可能です。しかし、食器を置くときの音が大きく、神経質な方は気になってしまう方もいます。冬場は冷たさを感じてしまう事もあります。

テーブルの素材によっては、個人ではメンテナンスに手間がかかったり、生活の上で気を使う場合もある事があります。そんな時は「テーブルマット」を使う事をおすすめします。面倒なメンテナスが無く、キズを付ける事も無く、水拭きや洗剤の使用も可能で時間も取られません。

テーブルマットを使わなくてもよいケース

テーブルに傷や汚れがついても気にならない方や、ランチョンマットやテーブルクロスで満足している方はテーブルマットがなくても困らないといえます。

傷や汚れがついても気にならない場合

テーブルの上に何も敷かないまま使い続ければ、ほぼ確実に傷や汚れがついてしまいます。コップを置いた場所には丸い跡がつき、紙に書いたマジックの文字が天板に写ることがあります。

さらに子どもがいる家庭では、粘土遊びやお絵描きで汚れる場合も少なくありません。

上記の事情を考慮すると、傷や汚れに敏感な方はテーブルマットが必要です。逆に性格的に気にならない方や、テーブルの重要性が低くホコリを被っても構わないと考えている方はテーブルマットがなくても困らないでしょう。

ランチョンマットやテーブルクロスで満足している場合

薄手のランチョンマットやテーブルクロスで充分であれば、テーブルマットがなくても問題ないといえます。テーブルマットやテーブルクロスがテーブル全体を覆うのに対し、ランチョンマットは1人につき1個用意します。

コンパクトかつ、デザイン性を楽しめるのが魅力です。薄手のテーブルクロスは汚れてもすぐ洗濯できるため、お手入れが容易です。ただし天板から垂らすタイプは部屋の雰囲気に影響を与えたり、太ももやひざにクロスの先が触れて鬱陶しく感じたりするのがデメリットです。

テーブルマットを使うとよいケース

反対に、テーブルマットを使うべきケースは次のとおりです。

・傷や汚れが気になる場合
・ついた汚れを簡単かつキレイに落としたい場合
・天板が痛まないか心配な場合
・書き物をスムーズに行いたい場合

傷や汚れが気になる場合

できる限り傷や汚れをつけたくないと考えている場合、テーブルマットの必要性は高いです。表面にコーティング加工が施されており、フォークや箸など先がとがった食器を置いても傷つく心配はあまりありません。

とくにいつまでも新品の状態をキープしたいと考える方に、テーブルマットは重宝します。

ついた汚れを簡単かつキレイに落としたい場合

テーブルマットに付着した汚れはできてから間もないものであれば、水拭きでサッと拭くだけで取り除けます。用途によっては子どもの落書きによる色鉛筆汚れや、書き物時の水性インク汚れなど、取りづらい汚れができる場合があります。

テーブルマットは無水エタノールや重曹水などを使用しても問題ないので、頑固な汚れでもきれいに落とすことが可能です。シール跡にはシール剥がし液を吹きかけても大丈夫です。

天板が痛まないか心配な場合

木製のテーブルは使用を重ねると経年劣化によって、表面の一部が剥がれてしまいます。天板が衝撃に弱くなり、木材や塗装が剥がれてしまうのです。テーブルマットの保護作用によって、天板の劣化を遅らせる効果を期待できます。

コーティングが剥がれてしまうと内部の基材にも水分が染みわたり、腐食を招きます。一度天板が痛むと取り返しのつかない事態になりかねないので、テーブルマットによるガードが必要です。

書き物をスムーズに行いたい場合

テーブルマットは厚みや弾力性を有し、ペン先を包み込むのでサラサラと筆記できます。厚みのあるアクリル製のマットは、鉛筆やクレヨンなどの軟筆におすすめです。

やわらかさが特徴のオレフィン樹脂製マットは硬質なペン先をしっかり受け止められるので、万年筆やボールペンでの筆記に向いています。オフィス作業に使用する方や書き物が多い方は、筆記性能を考慮してデスクマットを敷くのもよいでしょう。

テーブルマットを使う場合の注意点

テーブルマットを使う場合の注意点テーブルマットを使う場合は汚れを放置しないよう注意してください。時間が経つと取り除きづらくなり、なかには染色作用を持つ厄介なものもあるためです。

汚れを発見した時点で掃除する、もしくは定期的なメンテナンスを義務づけるなどの対応が必要です。ゴム製の食器や置物を扱う際は気を付けなければなりません。

老化防止剤が含まれているとテーブルマットの変色を引き起こす危険があります。テーブルの材質によっては滑りやすくなり、飲み物をこぼしたり食器を破損してしまったりするトラブルを招くためです。

お手入れ時はどんなに強固な汚れでも、こすりすぎは禁物です。テーブルの表面まで削り取ってしまう場合があるので、ていねいに優しく磨きましょう。

まとめ

テーブルマットは大切なテーブルを傷や汚れから守ってくれる便利なアイテムです。すべての人に必要とはいえませんが、あった方がよい状況は多々あります。

たとえばテーブルの傷や汚れが気になる場合、掃除を簡単かつきれいに行いたい場合、天板が痛まないか心配な場合などが該当します。マットが筆先をしっかりと受け止めるので、スムーズに書き物がしたい人にもおすすめです。

テーブルマットの使用では汚れを放置しないよう注意しましょう。定期的なメンテナンスによって、取り除きづらくなる前に対処できます。


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