天板とは?使用される素材の主な種類やこだわるべきポイントを紹介

テーブルなどの家具の最も上にある板を天板と呼びますが、天板にはさまざまな素材があります。素材によって傷付きにくさや汚れの落としやすさが異なるため、天板を選ぶ際には素材の特徴を押さえておくことが大切です。

そこで今回は、天板に使われる素材の主な種類とそれぞれの特徴をご紹介します。天板を快適に、きれいに使うためのポイントも見ていきましょう。

天板とは

テーブルや棚などの家具の最も上にある板や、キッチンの作業台として使うワークトップなどを天板と呼びます。本棚などの複数の板が設置された家具であっても、天板とされるのは最上部の板のみです。暮らしのさまざまな場面で天板は使われており、天板の素材も豊富です。

たとえばダイニングテーブルの天板は、鍋や食器類を置くこともあり、へこみや引っかき傷、汚れが気になりやすくなります。リビングテーブルなども、日常的に使用しているうちに天板の劣化が気になることもあるでしょう。きれいな状態にしたい場合は、天板のみを新しくすることも可能です。

天板に使用される素材の主な種類

主に使われる7種類の素材と、それぞれの特徴をご紹介します。

木材

木材は、テーブルに使われることの多い素材のひとつです。使用する樹種によって木目の特徴が異なり、ナチュラルカラーや濃いブラウン系のカラーなど色合いも違うため、部屋のイメージに合ったものを選べます。

自然なままの無垢材であれば、使い込むほどに色味やツヤが変化していく様子を楽しめます。滑らかな手触りのパイン、美しい木目が特徴のタモ、高級感のあるシックな装いのウォールナット、色の濃淡を楽しめるアカシアなど、樹種によって印象も異なります。やわらかい木材は傷が付きやすい点に注意しましょう。

ガラス

テーブルの天板がガラスだと、透けるため圧迫感がなく、すっきりとした見た目になりやすいのが特徴です。光沢感があり、スタイリッシュな雰囲気をかもし出します。

天板には、フロートガラスや、強度を高めた強化ガラスなどが使われます。ガラスは飲みこぼしなどの水分が染み込みにくく、掃除しやすいなどのメリットもあります。経年変化しにくいため、大切に使うことで長く愛用できるでしょう。

ただしガラスは割れるリスクがある点や、食器やカトラリーを置く際の音が響きやすいこと、手垢や指紋が気になるなどの特徴もあります。

メラミン

メラミン樹脂でできた天板で、キッチンや家具に使われる素材です。メラミン化粧板は、家具の表面を装飾したり、機能性を高めたりするために使われます。

色や柄のバリエーションが豊富なため、好みに合わせて選べます。木目調や大理石調などの天板もあります。

硬い素材なので傷が付きにくく、汚れが付いてもさっと拭き取ることが可能です。耐水性もあります。

人工的に作られたものであるため、自然な素材感は劣る点や、熱に弱いものもある点には注意が必要です。

ステンレス

キッチンの天板によく使われる素材のひとつで、無骨なイメージや無機質な印象を与えます。シャープでスタイリッシュな雰囲気にしたい場合にも使いやすいでしょう。

ステンレスは耐水性、耐熱性に優れており、サビにくく汚れにくいなどの特徴があります。耐久性があって衛生的に使えるため、業務用のキッチンにも使われています。

ただしステンレスは傷が目立ちやすいことが懸念されます。傷が気になる場合は、表面に柄や凹凸を入れるなどして、傷が目立ちにくい加工を施すとよいでしょう。

タイル

キッチンやテーブルに使われる素材です。色や模様、形、大きさのバリエーションは豊富で、オリジナリティのあるデザインを楽しめます。

水や熱に強いといった特徴もあり、機能性も優れています。色あせしにくく、汚れも付きにくいうえ、汚れた場合も落としやすいため、きれいな状態を保ちやすいといえます。

ただしタイルの目地に汚れがたまったり、カビが生えることがある点には注意が必要です。タイル自体に耐久性はあるものの、強い衝撃が加わると割れや欠けが生じるリスクもあります。

人工大理石

アクリル樹脂やポリエステル樹脂を加工した、大理石のような見た目の人工素材です。キッチン、カウンターなどに使われています。

本物の大理石よりもやわらかく、加工しやすいのが特徴です。高級感があり、上品な雰囲気にしたい場合にもおすすめの素材といえます。

カラーバリエーションが豊富なため、イメージに合った天板を探しやすいでしょう。水垢が目立ちにくいといった特徴もあります。

ただし天然の大理石よりも風合いが劣るなどのデメリットもあります。

天然石

キッチンやカウンターに使われる素材で、御影石や大理石などがあります。人工大理石とは違った本物の質感や高級感を堪能できるでしょう。キッチンなどの水まわりには、耐水性や耐熱性に優れた御影石がよく使われます。

天然石は重量がある点や、高額になりやすいこと、汚れやすく変色が起こることもある点などには注意が必要です。

天板のこだわりポイント

テーブルマット匠とダイニングテーブル天板選びや使用の際は、より快適に使うためにいくつか知っておきたいポイントがあります。天板のこだわりポイントを3つご紹介します。

テーブルマットを使用して傷から守る

テーブルの天板は、お皿やカトラリーなどを置く際に傷が付きやすく、飲みこぼしや食べこぼしなどによるシミができることもあります。せっかく選んだお気に入りの天板も、傷やシミがあっては見映えが悪くなってしまいます。

テーブルマットを敷くことで、傷や汚れから天板を守り、美しい状態を保つことが可能です。透明のテーブルマットであれば天板の素材感を損なわずに使えます。

天板自体に傷が付いてしまうと、きれいにするためには天板ごと取り替える必要が出てくることもあるため、傷が付く前にテーブルマットを敷いておくことをおすすめします。

使用人数や箇所ごとに最適なものを選ぶ

テーブルの天板は、使用人数に合ったサイズを選ぶことも大切です。食事をする場合に必要なスペースは、1人分で幅60cm程度、奥行40cm程度といわれています。1人分に必要なサイズを押さえておき、使用人数に合わせて天板のサイズを選ぶとよいでしょう。

また、部屋の広さに合った天板のサイズにすることもポイントです。部屋の中での生活動線や家事動線を考える必要もあります。

ダイニングテーブルのまわりには椅子を置くため、椅子を引いて座った状態でも椅子の後ろを通れるかといった点も考慮して、天板のサイズを選びましょう。

機能性にも着目する

天板の見た目だけでなく、機能性にも着目することをおすすめします。食事をするテーブルであれば、食べこぼしなどの汚れが付着しやすいため、清掃性に優れた素材にすると使いやすいでしょう。水拭きや洗剤拭きができる素材なら、汚れたときにさっときれいにできます。

たとえば木材の天板を使いたいものの、水分や汚れの染み込みが気になる場合などは、撥水性のあるテーブルマットを敷いておき、清掃性をアップさせるのもひとつの方法です。

熱々の鍋などを置く場合は、耐熱性も要チェックです。熱によって変形や変色が生じる素材だときれいな状態を保ちにくいため、用途に合った機能性を持つ天板を選びましょう。

まとめ


天板とは、テーブルや棚などの家具の最も上に位置する板や、キッチンの作業台として使うワークトップなどのことです。

天板に使われる素材には、木材やガラス、メラミン、ステンレス、タイル、人工大理石、天然石などさまざまな種類があります。素材によって見た目の印象や機能性が異なるため、好みや用途に合ったものを選びましょう。

テーブルの天板は、食事や作業をする際に傷や汚れが付きやすくなります。傷やシミが付くときれいにならないこともあるため、美しい状態を保つためにテーブルマットを敷くなどの対策をしておくのがおすすめです。


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