テーブル天板におすすめの木材は?何を基準に選べばいい?

天板は、機能性だけでなく、外観にも重要な役割を果たします。そのため、品質選びはもちろん、適切な木材を選択することが重要です。 この記事では、テーブル天板におすすめの木材と、選ぶ際の基準について説明します。

テーブル天板を選ぶ際のコツ

テーブル天板を選ぶ際には、以下の3つの要素が重要です。

木目と色

木目と色は、テーブル天板の外観に大きな影響を与えます。それぞれの木材には、独自の木目や色合いがあります。

一般的に、明るい色合いの木材は、ナチュラルな部屋やかわいらしいインテリアに適しています。暗い色合いの木材は、落ち着きがあり、スタイリッシュな空間に適しています。

また、木目にも注目しましょう。木目は、個性的であるだけでなく、テーブル天板の外観を豊かにしてくれます。

耐久性

テーブル天板は、さまざまなものが乗ったり、こぼれたりすることがあるため、耐久性が重要です。耐久性は、素材となる木材の種類によって異なります。

一般的には、オーク、ウォールナット、メープル、マホガニーなどの木材が強度に優れています。また、天然の油分が多い木材は、湿気に強く腐りにくいため、耐久性に優れています。

掃除のしやすさ

テーブル天板は、毎日の使用によって埃や汚れが付着しやすいため、掃除のしやすさも重要です。表面が滑らかであることが、掃除のしやすさにつながります。

いっぽう、凹凸がある木材は細かい汚れが溜まりやすく、掃除が難しくなることがあります。また、耐水性のある木材は水拭きが可能であるため、簡単に掃除できるでしょう。

テーブル天板におすすめの木材

テーブルは、家庭やオフィスなどの空間で最も多く使用される家具のひとつであり、さまざまな材質が使われています。

そのなかでも天板に使用される木材は、デザイン性や機能性を決定する重要な要素です。ここでは、テーブル天板におすすめの木材を紹介します。

杉材

杉材は、日本では非常に一般的に使用されている木材です。比較的軽く、扱いやすく、手頃な価格で手に入るため、多くの家庭において愛されています。

杉はその性質上、木の内部に空気を多く含んでいます。そのため、まるで自然の断熱材のような保温効果を持っており、触れると柔らかく温かみを感じられる点が大きな特徴でしょう。

杉材は柔らかいため、キズつきやすいというデメリットがありますが、日本の伝統的な家具に使用されることが多く、日本の家庭シーンに馴染みやすい風合いを備えています。

テーブルのキズ防止に最適なテーブルマット匠について、簡単なお手入れ方法を紹介します。

タモ材

タモ材は、比較的硬く、耐久性に優れているため、多くのテーブルに使用されています。とくに、家具のなかでもテーブル天板には非常に適した木材とされています。

タモ材は、淡い色合いと美しい木目が特徴的で、現代的でスタイリッシュなデザインのテーブルに最適でしょう。また、キズや汚れがつきにくく、耐水性にも優れているため、お手入れも簡単です。

ウォールナット材

ウォールナット材は世界三大銘木にも数えられている人気の木材で、深みのある黒褐色が特徴的です。高級感があり、落ち着いた雰囲気を作り出すことができます。木目は滑らかではっきりとしており、独特の光沢感があります。

また、硬く耐久性に優れているため、キズや汚れがつきにくく、長く愛用できるテーブルに適しています。

ウォールナット材の普段のお手入れ方法は、柔らかい布で拭き取る程度で大丈夫で問題ありません。汚れが付いた場合には、固く絞ったタオルで拭き取ってください。

また、オイル仕上げの物は、こまめにオイルを塗ることで、木材の乾燥を防ぎ、美しい光沢感を保つことができます。

ゴム材

ゴム材はラバーウッド材とも呼ばれ、その名のとおり、ゴムの樹液を採取する広葉樹が素材です。耐水性や耐久性に優れており、キズや汚れがつきにくいため、キッチンやダイニングテーブルに最適です。衝撃に強く、食器の音が響きにくいのが特徴です。

ゴム材は穏やかな木目が特徴的で、淡い茶色の色合いがあります。また、手頃な価格で手に入るため、コストパフォーマンスに優れた木材といえるでしょう。

ナラ材

ナラ材は、硬く強度があり、耐久性に優れた木材です。木目は直線的で、色合いは淡い茶色をしています。木目が美しく、自然な風合いを感じられるでしょう。

また、鋸の刃がすっきりと入り、削りやすいため、木工用途にも適しています。テーブルとして使用する場合、落ち着いた雰囲気を出すことができます。

ナラ材のお手入れ方法は、普段の掃除は柔らかい布で拭き取る程度で構いません。汚れが付いた場合には、硬めに絞ったタオルで拭き取ってください。また、オイル仕上げの物は、こまめにオイルを塗ることで、木材の乾燥を防ぎ、美しい色合いを保つことができます。

パイン材

パイン材の多くは、北米産の松を加工したものです。新品であれば明るい色合いをしており、使い込むうちに味のある飴色へと経年変化していくのが特徴です。

パイン材は集成材での利用が多いため、乾燥や湿気のダメージに強く、価格も比較的安価に抑えられるでしょう。節が少なく、つるりとした滑らかな手触りをしており、木目は素朴で優しい印象を与えます。

ただし、表面に凹凸ができやすくキズがつきやすいため、テーブル天板に使用する場合は、キズつきにくい加工を施した物(ウレタン塗装やセラウッド塗装など)を選んだ方が良いでしょう。

ブラックチェリー材

ブラックチェリー材は、深い赤茶色が特徴的な木材です。明るい部分と暗い部分が交互に現れる独特の木目が美しく、高級感のあるテーブルに適しています。

経年変化によって大きく表情を変えることでも知られており、硬く耐久性に優れているためキズや汚れもつきにくく、長く愛用できる木材といえるでしょう。

ブラックチェリー材のお手入れ方法は、普段の掃除は柔らかい布で拭き取る程度で大丈夫ですが、汚れが付いた場合には、固く絞ったタオルで拭き取ってください。また、オイル仕上げの物は、こまめにオイルを塗ることで、木材の乾燥を防ぎ、美しい色合いと木目を保つことができます。

ハードメープル材

ハードメープル材は、ハードメープルとも呼ばれ、北米原産の落葉樹です。その硬度と強度から、キャビネット、家具、床などで人気のある材料です。硬度は約1450で、メープルのなかでも最も硬い種類のひとつで、そのために非常に耐久性があります。

また、色はクリーム色や白色で、均一であるため、染色しやすく、美しい色合いを出すことができます。ハードメープル材は、高級感のある天板を作りたい場合に最適です。ただし、その硬度のため、加工が難しく、高価な場合があるため、予算に応じて選ぶ必要があります。

いずれの木材も、お手入れには注意が必要ですが、適切な方法でお手入れを行うことで、長く愛用することができます。また、それぞれの木材に特徴があるため、自分の好みや使い方に合った木材を選ぶことが大切です。

まとめ

テーブル天板におすすめの木材を紹介しましたが、最終的に選ぶ木材は、使用する場所や用途、デザイン性など、さまざまな要素によって異なるため、自分に合った木材を選ぶことが大切です。また、木材のお手入れ方法にも注意し、長く愛用できるテーブルを選んでください。

最後に、テーブル天板におすすめの木材は、木目と色、耐久性、掃除のしやすさの基準に合致するものを選ぶことが重要です。

そのうえで、予算やデザインの好みに応じて、さまざまな木材から選ぶことができます。適切な木材を選ぶことで、長期間にわたって美しく機能的なテーブルを楽しむことができます。


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